「創業以来20年で産業史上最速の成長を遂げた企業」と称されるDELL(デル)。好みの仕様を選べるパソコンを直販し世界でトップの販売台数を誇っています。
セカンドライフ内にあるDELL ISLANDを訪ねました。
4SIMでできた海に4つの島が浮かんでいます。
(SIMとはセカンドライフ内の土地の単位。1SIMは現実世界では甲子園球場1.65個分相当。4SIMは6.6個分、およそ8万坪弱になる)
ウエルカムセンター
歩き方、飛び方、チャットの仕方…など、セカンドライフ初心者のためのヘルプが設置されている公園に到着。ウエルカムランド(セカンドライフに初めて訪れた人が到着する場所)とほとんど同じで、この世界に慣れた人にとって、興味をひくものではありません。
デルシティ
橋を渡るとデルの看板の周りにちょっとした町・デルシティがあります。お土産物屋ではデル特製バックパックを無料配布中。デルミュージアムという看板がありますが中はまだ建設中なのか何も展示されていません。ほかにも、まだ未完成らしい建物がいくつかあります。
白い建物はMichael Dell'S Dormitory。同社創立者で現会長Michael Dell氏の部屋なのでしょうか。Dell氏のパソコンを触っていると…。どこかに飛ばされてしまいました。
到着したのは巨大パソコンの中。海上からかなり高さがあり、手すりのない階段を歩くのは(高所恐怖症気味の私にとっては)けっこう怖い。 落ちても怪我はしませんが…。
テレポートプラットホーム
トラベルセンターにあるプラットホームからケーブルが延び、巨大パソコン、デルファクトリー、会議センターへ、繭のような乗り物で行き来できるようになっています。乗り姿勢がちょっと変。
会議センター(conference center)
大小の会議室が用意されています。ここでDELL社員がセカンドライフ内会議をするのでしょうか。紙飛行機が飛ぶオフィスがあったり、DELL ISLANDにはちょっとした遊びアイテムがあちこちに隠されています。
デルファクトリー
コンピュータ工場です。テーブルに座るとDELL製の最新コンピュータを好きなように設計することができます。プロセッサ、メモリ…、適当に選んでオンラインボタンを押すと、現実世界のDELLの通販サイトにリンク。
今、組み立てたパソコンは4083$(リアルマネー)…、購入はやめておきましょう。仕組みはとても面白い。
一通り見て回りましたがセカンドライフ住民にとっては、さほど楽しいアトラクションがある訳でもなく、うれしいお土産も少しだけ…。
しかし、入り口の案内図に載っていたラーニングセンターと講堂(auditorium)が見つかりません。全体マップから探すと、あるべき場所に空中へ伸びるケーブルが…。なんと上空400メートルと600メートルに二つの施設は浮かんでいたのです。一般のユーザーに開放している施設ではないようです。
ラーニングセンター
モニターが設置された6つの座席があります。研修施設でしょうか。
講堂
210の座席があります。これだけの人が集まると壮観でしょう。今のセカンドライフの世界で一カ所に200人が集まって実用に耐えるかどうかは分かりませんが、実験のために設置しているのだと思われます。ここでイベントを行うときには、空飛ぶバスなどの乗り物で参加者を会場まで運ぶのでしょうか。
全世界に7カ所の生産拠点を置き、社員数5万人を超えるという大企業だけに、世界に点在する社員が距離を感じさせずに一つの場所に集まれるこの世界は社員間のコミュニケーションの場の一つとして活用できるのかもしれません。初心者向けのウエルカムセンターもひょっとすると社員向けでしょうか。
セカンドライフへ企業が参入というと消費者へのPRや商品のプロモーションを狙ってと考えがちですが、まだまだ想像もつかないユニークな使われ方がきっとあるのでしょう。
※2007.1.31 DELLはマイケル・デル氏(現会長)がCEOに復帰すると発表。昨年後期には販売台数の首位をヒューレットパッカードに譲っている。
DELL ISLAND
マグスル second life セカンドライフの遊び方マガジン
miki 2007/01/30









